まあ、もともと几帳面なほうなのでw
若い頃からこづかい帳をつけるのはマメにやってました。
手書きでもつけてましたが、すっかりデジタルへ。
だって、何が面倒くさいって電卓とかでの手計算がね。
電子手帳みたいなのが流行った時も必ず家計簿ソフトなんてのはあったし。
でも、なぜか自分的に定番というのがなくて、いろいろとアプリを渡り歩いてきました。
現在、メインで使っているのはiComptaというアプリ。
iOS版とMac版が用意されていて、データの同期ができるってのが一番の理由。
でも、このところ家計簿の無料サービスってのがいろいろ出てきてまして。
いくつかは金融機関の口座やクレジットカードなどのデータを自動で転記してくれる機能があって、これが便利なことからいろいろと試しています。
そのあれこれをちょっと書いておこうかと。
iCompta
こちらはWebサービスではなくて、アプリとしての利用になります。
とにかく家計簿ってのはレシートをためるとまず、挫折してしまうので、いつも持ち歩いているスマホ、iPhoneで利用できることが大前提。
iComptaはもともとMacのアプリだったのですがiOS版が出たので、それまで使っていたiXpenseItから乗り換えました。
iXpenseItはiPhoneを使い始めてすぐにリリースされたアプリでずいぶんと長く愛用していました。でも、残念なことにMacとの連携がデータ書き出してExcelとか他の家計簿アプリにとりこんで利用することしかできないことから、iComptaへの乗り換えとなったわけです。iXpenseItは毎日記録するのがとても軽快で、長く使っていたのでデータの使い回しもできて快適に使えていました。iPhoneだけで済ますならこれで十分かと。毎月の収入、支出の閲覧もダッシュボードやレポートでカテゴリ別にすぐに確認できるので。手放すのは惜しかったです。
iComptaはMacとiOS版があります。
ただ、iOS版はiPhoneとiPadで別アプリ。さらに現在最新版は3ですが、2からのアップデートは無しと、なんとなくけちくさい感じのアプリなのですが。
iPhone版
iPad版
Mac版
iCompta – LyricApps
一番の利点は先に書いたようにMacとiOSデバイスでのデータ同期。
使いはじめるのにはちょっと、戸惑うところがありました。まず、英語版なので項目の意味が今ひとつ理解できないところがあったこと。
基本的には、口座を登録して口座別に入出金を記録していくわけですが。複数のアカウントを登録できたり、一つの明細で複数のカテゴリ別の金額を登録したりとなかなか便利。一つの明細で複数のアカウントに振り分けたりもできるのですが、このへんの使い方がまだ不明な点があります。
つまり、共同で購入した支出を割り勘で記録したりできるわけですが・・・
口座との連携は手動。銀行口座などから明細をCSVなどのテキスト形式で書き出してそれを読み込むという方法です。その際に便利なのがルール機能。読み込む明細の文言などを条件として自動でカテゴリを登録したり、振替処理をしたりできます。ですのでちゃんとルールを登録すれば半自動で読み込み後の処理が完了できるというわけです。
こういったマネー管理アプリには定番のグラフ機能ですが、こちらはあまり利用していません。
また、予算管理も手付かず^^;
とにかく収入、支出を記録して事業経費を算出するというのが目的なので、それは果たせてます。
確定申告時も、ほとんど時間かけずにできるようになりました。
ただ、そのためには外部口座のデータを登録する作業が必須で、これが手作業なのが毎月締めの手間になっていたのです。
やはり、金融機関やクレジットカードなどの明細データの自動連携ができればどれだけ便利かと。
そこでWebサービスとアプリを連携させた、zaimとマネーフォワードを試してみようかとなったわけです。
マネーフォワード
iPhone版
iPad版
Zaim
iPhone版
iPad版
実は口座の自動連携は、WebサービスのOCN家計簿(現Kakeibon)で体験していました。いや、その前に三菱銀行やMicrosoftがやっていたサービスも体験済みです。三菱銀行やMicrosoftはサービス終了してしまいましたが。とても便利だけど自分の管理データと組み合わせないと結局使えないなと感じていたのです。
また、使い勝手を考えるとiPhoneでの利用が大前提なので、まずiPhoneアプリがあること、またはiPhoneで快適に使えるWebサービスであることが条件となります。
ZaimとマネーフォワードはiPhoneのアプリがあります。そして金融機関口座との自動連携もサポート。
通常の家計簿としての使い勝手はどうかというと。
先のiComptaは、まず口座ありきで入出金を記録するのにまず口座を選択してから明細を登録していきます。
Zaimとマネーフォワードも基本的に同じですが、どちらかというとこの支出の出金元はこちらの口座といった感じで、口座別に明細を管理するような形ではなく、明細主体な管理となっています。もちろん特定の口座のリストを表示したり並べ替えたりはできます。どちらかというとiComptaが独特なのかも。
金融機関との自動連携
さて、金融機関との自動連携ですが、zaimは少し前からサポートされたこともあり、対応金融機関の充実度や処理の使い勝手は現時点ではマネーフォワードに軍配が上がるのではと思います。
マネーフォワードはモバイルSUICAに対応しています。
交通機関の利用にはモバイルSUICAを使っているのですが、これが即日に反映されるのは入力の手間を大幅に軽減してくれています。
また、クレジットカードでAmazonを利用しているのですが、クレジットカードとAmazonの両方を自動連携登録している場合、Amazonの利用明細とカードの利用明細がダブってしまうわけですが、カードの明細をAmazonへの振替にして集計に含めないようになっていたりと気が利いています。
Zaimの自動連携では金融機関同士の振替処理が今ひとつ機能していません。例えば、銀行からカードの引き落しがある場合、クレジットカード口座への振替処理をしてくれないと、クレジットカードの残高から支払額が引かれずに結局手作業になってしまいます。
マネーフォワードはカードの引き落としも振替扱いで計算対象外としてくれます。
でも、残高の確認ができない^^; リボを使ってたりするので、次回の支払額しか確認できないのはちょっと困ります。
口座から口座への振替って結構頻繁に発生するのでこれが連携しないとそれぞれが支出と収入として計上されてしまってわけわからない状態に・・・でもその判断って自動判別は難しいとも思うので、iComptaのようにルールを登録できるようになればいいのに。
2014.6.9追記
マネーフォワードのiPhoneアプリが大進化しました。
このバージョンアップには驚いた。今まで口座連携以外での利用をためらうような操作感だったのが、まったく異なる次元に進化した感じ。テンプレ入力やカレンダーなどの新機能だけじゃなく、単にこれまでの機能を使いやすく配置し直したってレベルじゃないです。手入力は抜群にやり易くなったし、カテゴリーの履歴の表示方法もとってもスマート。まだ使い込んでないので細部での評価はできないけど、ひととおりの操作では大合格です、自分的に。iPad版は変化なしですが。
iPhone版
2014.7.28追記
現状、3つのアプリとサービスのいいとこ取りで使い分けていくことにしています。
・iComptaはこれまでの利用実績があるので、来年の確定申告までは使いつづけようかと。ただモバイルSuicaの入力については、マネーフォワードのビジネス版で口座同期で取り込んだデータをCSV形式で書き出して、それを読み込んで登録することに。手入力は、現金のみということで手間を省きます。
・zaimは逆に口座同期でAmazonやカード、銀行取引を自動登録して現金利用だけを登録することにして、家計の状況把握に利用します。集計・分析機能が使いやすいので。
・マネーフォワードは、ビジネス版マネーフォワード「MFクラウド確定申告」を個人事業主として青色申告をするために有償で利用することにしました。こちらも口座同期で自動登録。現金利用は青色申告で必要な経費のみを手入力することにして大幅に入力省力化を図っています。「MFクラウド確定申告」については、また機会を見て記事にしようと思っています。
2016.3.17追記
追記ってほどのものではなく、単なるボヤキ。
Zaimを家計簿として利用しているけど、どうもサービスの品質の低さに疲れてきた。
問い合わせに対するレスポンスの遅さ、定型文でのメール回答。
金融機関連携でも動作が超不安定。
下の画像のモバイルSuicaに接続できない時のメッセージ「右のボタンを押して」ってなんですか?左の間違いでしょ。もう。
サポートとのメールでのやり取りでわざわざ画面の動画キャプチャをとって送らないと、こちらでは「再現しない」のボンクラ回答。
確定申告にマネーフォワードのMFクラウド使ってるので、そちらの家計簿版にしようかなとマジで検討してます。